スタッフHの論文レビュー 「有田隆也(2011) ドイツボードゲームの教育利用の試み-考える喜びを知り生きる力に結び付ける-」|武蔵浦和の自立支援、就労移行支援「アイトライ武蔵浦和センター」

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スタッフHの論文レビュー 「有田隆也(2011) ドイツボードゲームの教育利用の試み-考える喜びを知り生きる力に結び付ける-」

  • スタッフブログ

こんにちは! 埼玉県さいたま市南区、武蔵浦和駅の近くにあります「就労移行支援/自立訓練(生活)事業所、アイトライ武蔵浦和センター」のスタッフHと申します!

 

唐突に始まりました企画ではありますが、当事業所でのイベントや訓練内容に結びつくような論文をレビューし、私自身の感想も述べていきたいと思います。

 


 

今回取り上げるのは、「ドイツボードゲームの教育利用の試み―考える喜びを知り生きる力に結び付ける―」という論文で、当時名古屋大学に所属されていた有田隆也氏により書かれた論文で、2011年コンピュータ&エデュケーションVOL.31に寄稿されています。

アイトライのイベントでは、カードゲーム・ボードゲーム大会が定期的に開かれておりますし、平日の訓練においても、コミュニケーションゲームのプログラムなどがあります。この論文の副題となっている「考える喜びを知り生きる力に結び付ける」という部分は、私たちが提供している福祉サービスに通じる部分がありますので、この論文を選出いたしました。

 

簡単に内容を説明すると、ドイツはボードゲーム大国であり、毎年数百のボードゲームが発売されおり、ボードゲームはプレイヤーが思考することだけでなく、ゲームに参加しているプレイヤー同士の交互作用(会話などのやり取り)の喜び与え、考えるための基礎トレーニングになるため、教育的であると考えられています。そのため、大学教育における初年次教育へのボードゲーム導入の試みが紹介され、評価に関してデータが示されています。実施されたボードゲームは、「6ニムト」や「パンデミック」など日本でもお馴染みのものから、「フリンケピンケ」や「マニトウ」など、やや知名度に劣る物など、多岐に渡っていました。講義の感想には、「とても面白い」という感想の他に、「様々なゲームをしながら戦略を自分で考えることが面白かった」など、具体的に思考力のトレーニングになったという感想が述べられていました。

という論文の内容です。


 

ボードゲームというと、

「子どもがやる物」

「大人がやっても楽しいだけで時間の無駄」

などの意見が出てきそうですが、この論文を見る限り、あながちそうではなさそうです。

考える力をつけるために有効ですし、楽しい時間をみんなと共有することができる。

そして、その考える力は日常生活でも活用できるという良い循環を作り出すことができます。

 

 

皆さんも、ぜひアイトライでカードゲーム・ボードゲームをしませんか?

一緒に考える力をはぐくみ、生きる力に結び付けましょう!!

 

※アイトライ武蔵浦和センターでは現在在宅支援を行っております。

感染症予防を徹底しながら、見学・体験も受け付けております。 まずはお気軽にお問い合わせください。

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