「リスペクト」
- スタッフブログ
センター長の川上です。今日は、先日一度投稿した記事を一部修正して再掲させていただきます。
テーマは「リスペクト」(respect)です。
先日のスタッフミーティングでの場で、「(スタッフ同士)お互いをもっと尊重し合おう」という話がありました。
人間、とかく他人の欠点ばかりに目がいってしまい、美点・長所は中々見えてこない。用意所もちゃんと見て、時には褒めて、互いに尊重し合いましょう!ということだと理解しました。私自身も大いに反省すべき点はあると思います。
さて、「尊重」と「尊敬」という言葉、英語に訳すと両方とも「リスペクト」(respect)になりますが、日本語のニュアンスは微妙に異なると思います。
辞書によると、「尊重」は「価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと」で、「尊敬」は「その人の人格を尊いものと認めて敬うこと」と説明されていました。
「尊敬」が「人」「人格」「行為」などに対して敬うというニュアンスであるのに対して、「尊重」は「人格」「行為」に限らず、もっと基本的な「人権」や「思想」「信条」「価値観」など多岐にわたるものを尊び重く見るという意味になります。
一方の尊敬について。
私自身は、「尊敬に値する人」だとは全く思っていませんし、尊敬されたいという願望もあまりありません。
逆に、少数ながら、私が「尊敬」(または敬愛)している人はいます。
例えば、以前勤めていた職場の元上司。一見、粗野で見た目もコワいのですが、実は親分肌で情の厚い人でした。人に誤解される一面も持っていましたが、いわゆる「愛されキャラ」の人でした。
それから、「尊敬」の対象は別に人間だけに限った話ではありません。
以前テレビで、千葉県のあるキャンプ場で暮らしている障害を持った猫の話を観ました。その猫が入院し、退院後キャンプ場に戻ってきた時、同じキャンプ場で飼われている老犬が一生懸命、その猫を看病(背骨付近を優しく噛んでマッサージする)すると、驚いたことに、ほとんど動けなかった猫が少しずつ歩けるようになるという場面があったのです!なんという無償の愛!究極の福祉!人間もはるかに及ばない崇高な行為だと思いました。
障害があっても懸命に生きようとする猫と、ひたすらその猫を救おうとする犬の姿に心の底から感動し涙が出ました。まさに「尊敬」に値するワンちゃんでした。関心がある人は、Youtubeなどで検索してみてください。
(参考URL:http://hanahananosato.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-f6d8.html)
また、人から尊敬されるためには日々の努力もそれなりの必要だと思います。
「我が子から尊敬される親」「部下から尊敬される上司」になるためには、努力して「徳」を積むことが必要です。なんの努力もしないで尊敬されることは期待できなですし、また、期待して尊敬されるというものでもありません。
私も日々研鑽に励みたいと思います。
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